半濁音の憂歌

モームはどっか外国の山を乳房に似てる言うてたけど、比叡山はごつごつしてるから、マッチョの胸板って感じやな。なんで引用したか言うと、最近読んだからです。難しい本読んでんねんでー、と虚勢もはなはだしい。村上春樹とかが小説内で引き合いに出してた本とか、世界で文豪言われてる人の代表作とかを読み散らかす、言うほど散らかせてないけど、オレがどんだけ必死なんかわかります?今もサニー・ボーイ・ウィリアムスン聴いてるし、マディソン・スクエア・ガーデンのカバン下げてる。女の子皆かわいいなー。
暗い。クレー。
口を開けたまんま歩いてると白痴に見えるから気を付けな。目を合わせないで人と話すと、暗さとか気の弱さとか際立つから気を付けな。
似たような、ステージ上での高揚感に押し上げられた青臭い絶望感によって、客もリズムに合わすも何も、わけわかんなくなって、ただ弦を全部ちぎったろかの勢いで、弾く言うか叩く言う感じが、大体のオイラの文章から漂っている。暗い、勘弁してくれ。
そういう陰鬱さとか、ぱっとせえへん感じとか、ぎらぎらした目で乳ばっかり見てる感じとかが、ぬらーってオイラから霧上の、服に着いたら粘ついて、乾いたらべとべとする感じのものが、吹き出しているのかもしれない。
それも味や。