・キャプション
絵「純粋寄り」
アクロス・ザ・ユニバース(起きれんけど寝れる)」
「展覧会「屋上畑でつかまえて〜僕らの温室アート〜」のCM」

曲「昼下がりの魔女」「オレンジ・ピール」「オクトパス
シド・バレットの曲を日本語に変えて歌ったものです」

■昼下がりの魔女
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりに…

寝言はいつでも眠っているように言える
めり込んだソファ・ベッドに、ブラッディな染みが

無事にね 目が覚めたなら「不死身ね 笑ってる顔見たくもない!!」

寝言はいつでも眠っているように言える
石ときれいな緑の 噴水が見える

傷だらけ指先をなでる
おれが写る、透き通る瞳…
泣かすきか!!

昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりに…

飾り気控えめ なめらかな声
耳鳴りにとって変わる

昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりに…
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう
昼下がりに…
昼下がりの魔女にあう
昼下がりの魔女にあう

■フラワー・ピール
両手いっぱいに花を
何一つ見捨てず 花を

何もねえなあと呟く
後悔はくり返す
何の気なしに花を へし折り持ち帰る

死にたいなとおいらに
オレンジ・ピール投げる
顔面に貼り付いて
あの娘笑いころげてる

濡れそぼる道を
透き通るブラウス
へきえきしてるあの娘
灰色に染まる 空から眺めてる

両手いっぱいに花を
何一つ見捨てず 花を

身動きひとつとれず
お布団の中にいる
オレンジのにおいはせず花瓶も空っぽのまま

見た顔ではあるんだが
名前が思い出せず
いつも泣きそうになる
忘れられた側は どんな気がするのかって

両手いっぱいに花を
何一つ見捨てず 花を
ぶん殴った扇風機
置いてきたパスケース
まとまらない言葉に

花を

■オクトパス
トリップ・トゥ・イーヴァンホー 旅の恥は掻き捨て、言葉もそうさ
トリップ・トリップ・トゥ・ドリーム・ドラゴン 翼に星が隠れて、まっぷたつな船の音
針だらけの空気 沢山のスネアたちが、一斉に咳払い

造形表現演習3レポート
B3E9 構想表現3年9番 吉見拓哉

■自己の創作的欲求と社会
 今、たった今の出来事ですが、とても足がかりとして自分の心に分かりやすく引っかかった事象から話を進めて行きたいと思います。
 レポートを書き上げようと、学校のパソコンルームのパソコンを起動し、表示された画面に一つの奇妙なテキスト・ドキュメントを目に留めました。
「おっぱい画像集」
開いてみると「だまされたね!ばーか」等の内容が書いてありました。
誰が?何のために?このような事をすることによって彼は救われたのか、気晴らしになったのか?かわいそうな奴もいたもんだとさらりと受け流すのも、単純に腹が立つのとはまた少し違う、奇妙な感情が湧き上がりました。
 J・D・サリンジャー著『ライ麦畑で捕まえて』に同じような下りがあります。主人公のホールデンは、妹の通う小学校の壁に小さく「ヤらせろ!(Fack you!)」と落書きされているのを見て、意気消沈と憤怒に見舞われ、消しゴムでそれを消そうとする、という話です。無垢な少年少女たち─その中には彼の心の中で、とても大きな救いとなっている妹も含まれています─が何の隔たりも軋轢も彼の言うインチキも無い、神聖な子供たちの世界を汚しやがって、こんなクソッタレは死んじまえ!と。
 端的に言えば「死んじまえ!」と言うその感情。僕はこの言葉を少し広義的に、彼の小学校での出来事、自分の今この学校で起こったことをシンクロして捉えました。
それは、社会的に、精神的に弱い人物への強いシンパシー。つまるところの自己愛であると思われるのです。このような些細なこと、何も思わない人は多くいると思いますが、とても敏感に怒りを覚える人は少ないのではないかと思います。僕はどちらかというと後者で、とても醜悪で劣悪な反面、とてもかわいそうでいじらしい、ある種の人間の持つ悲しい側面、そんなものを見てしまった、と。
「かわいそうでいじらしい」つまり自分の中に─自覚、無自覚に関わらず─ある程度そういった側面のある、端的に言えば大人に成り切れていない部分を持つ人間が鏡を見るように、過度に反応してしまう出来事ではなかったのかと思うのです。
僕は人の悩み相談や、何かしらの答えを欲している人からの質問に答えるのが好きです。それは、他人から頼られている、認められているという喜び、他人より優位であるという喜び、自分が「自分」を持っていることを確認する喜び…様々な面があるとは思いますがそれは結局のところ、質問してくれた人を救っているのではなく、質問してくれた人に救ってもらっているのだと思います。
つまり、僕はこのドキュメントを残した誰か、もしくは、このドキュメントのような未成熟さを臭わせる事象を他者に向けて行ってしまう、不特定多数の誰かを救ってあげたい。そうすることによって自分の劣悪な部分をも消し去りたいと願っている、と言う事なのです。(蛇足ですが、上記で話したホールデンは、消しゴムでどれだけこすっても「ヤらせろ!」の文字を消すことができなかったといいます)
僕は、とても観念的ではありますが、このような物事を思い、物を作っているのだと思います。

仏陀さんに手を合わせる

 ふと大体読み返してみたの、自分の日記。
 じゃあ書かなければいいのにって言われたら、お仕舞いなことしか書いてないなあ。んん。でもブログなんて、ミクシーなんて、皆そうではないですか、とかとか。でも読んでて凄く楽しい人とかたくさんいるし、もちろん、鼻に付くカン違い十代―─十代じゃなくなってても、未だそれの抜け切らない人とか──の啓蒙思想というか、「オレ、わたし、ぼく、こんな凄いこと考えちゃってるんだぜ」文章もたくさんある。たまにゾッとする。なんでゾッとするかって、なんとなくだけども、勝手に位置付けたそれ(怖い。ここでしか言えないなら、ここでも言いたくない。それ、と表記しよう)とか啓蒙合戦、変な言い回し。の中に結局いると言うこととか。

 うわー

 そない言うほど考えすぎてるわけでもないのに、書いてみるとネガティブじめじめまっしぐら!猫まっしぐら。ちがう。

 五木寛之さんのエッセイを読み返してみる。
 この人の文章も、同業者の方々はイラっとしたりするのかなあ。いや、でも、本当に知恵があって、心があって、格好つけていない文章なら、それは文学として成り立つのかもしれない。それらは歳をとればある程度自然に身に付くのかもしれないけど、そんな難しい話じゃなく、イヤミのない文章を書いている友達もいる。

 イヤミのない文章。
 イヤミのない言葉。

 書けるようになるかなあ。内省的で、優しくない少年は、怒りにまかせてぶち壊そうとする。ロックというものの根本(笑)

 とりあえず、サムサッカーという映画をもう一回見よう。あの映画は慰められすぎる。まさかマトリックスの人に慰められるとは。

「うんこ」かなあ。うーん、どうでもええわ!ってのもいつも通りやしな。うーん、ああ、うんこやな。うんつまり「うんこ」。あ「ちんぽ」かな。いやでもちんぽは結構大事やしな。ううん、うー。もう「うんこ」な!

恐怖で、起き上がれないよ。ねえ、ほら。泣いとこう。
約束は守らなきゃ、遅れたらしかられる。しかられたら、三時間ぐらい固まってしまう。恐い目にあったハムスターみたいに。そんな時よく言われるよね。
「亡霊みたいだな、あんた」

笑顔を見せてくれって、よく言うけど、ハナからお門違いな話なのかもしれない。残酷なのは僕だ。何かが、何かが間違っている。少年は、我慢ならない自分の存在に気付く。そして、アリゾナの赤茶けた大地に思いをはせる。錆びたモーテル、見たことの無い車、プッシーの大安売り、それらを、エンジンのかかりにくくなった自慢のハーレー・デヴィットソンで次々と視界の外に流しながら、唯一流れないで居る真っ赤な空に軽くウィンクをする。
そしてまた、我慢ならない自分の存在に気付いて、それらの空想も自分を救ってはくれないと、十代の悲壮な快楽混じりの憂欝に頭を抱えて、誰もわかってくれないと吐き捨てる。

皆の、一つ一つの細かな思いが全てうまくいけばいいのになんて、柄にも無いことを思う。皆、意中の異性と仲良くなって、皆、わいわい騒ぐことにためらいが無くて、好きなミュージシャンと商店街でばったり出くわしたり、世間に認められたり。成績が優秀で、サイフも落とさない。苦い振られ方もしないし、誉められるセンスもある。何もしていなくても誰も急き立てないし、何かしたことで誰かに嫌われることもない。
妙な世界観が胸を占める。何の悦楽も無いと言うこと自体が悦楽になり、それもまた気分の坂を下ればイライラするんだろうし。

気を付けな、臭うぜ。誉められたくてする啓蒙活動はほどほどに。
空気を読みな、嫌われるぜ、嫌われてもいいって言う姿勢は格好良いけど、僕は素直にあなたを嫌うことにするよ。

自己嫌悪な猥談は独り言で十分だ、他人のそれなんて見下す対象でしかない。死にたい、死ねない、生きるしかない、しんどい、には飽き飽きしたぜ。根が暗いとか明るい性格とか、どっちもあんまり変わらない。そんなもんに重きを置いていたら死ぬまで死人のままだ。
はっはっは、お先に失礼します。半々の気持ちで常にボケーっとしている僕は一番かっこいい「斜め」だ。

お金ないけど。

ブライアン・ジョーンズ

オレはブライアン・ジョーンズ

誰にもわかってもらえなくなりたい

暗いんじゃない、ひとりがすきなんだ

さみしいほうが楽しいんだ

浅い

しゃべらないひとは熱いけど、あぶないよ

凄いけどともだちにはなりたくなくなりたい

おっぱいがもみたい

ビックリするほど存在の希薄な一般的な自分が膝を抱えていると言う、一般的な死にそうがほっとけなくて死にそうだ

キチガイの振りをしきれない

ごはん食べるのもめんどくさい

好きなミュージシャンは?高橋康平

どれだけ寝ても足りない

度胸も軽さも誠実さも社交性もなくもない

こわい

底が見えた気がして鼻で笑う自分の海域は干上がりきっているから、見たくない

オレたち皆あんまり変わらない、死人(デッド・マン)

全部わかってる、わからないところもある、同じだよ


浅い

ちっさいおっさんの気配

そとからひとの声が聞こえる。

オイラはパソコンの前でにやけている。

そとからひとの声がする。だいぶ前に見てたけどもう見終わったあの子の名前。あと知り合いのような声のトーン。

何回か気になって、門まで出てみたけど出た瞬間に消えちまうそれは、何かの加減でオイラが叫び倒したおしりの青い言葉が、コンクリートとか鳥さんとか草花や見えへんけどここの空気の中にはけっこうおるダイオキシンって言う悪ガキとかに跳ね返って跳ね返って、場所とか時間とか、何時間も何キロもかかってやっとここにたどりついた頑張りやさんなんちゃうか、よう頑張ったって褒めたったほうがええんかなあ。とかファンシーなことを考えてみたり。まゆげを切りすぎてみたり。

ここはいい

あいつのまゆげマジやばくない?なんて噂はどんだけ話題ないねんズの間でも話題に上がる事は無いので、気にすることはないねんズ。ないねんズのメンバーは髪切り過ぎちゃったいやだわいやだわのあなたです。

そんなことを考えながら、我が家にいるときのうっとうしすぎる前髪さんたちをごまかしにかかる為に巻く、ラーメン屋のにいちゃんみたいなタオルターバンを深めに被ってタバコを買いに行ってみたりする。こんなまゆげ誰にも見せられないわ。

ここはいい

フランスパンとミルクだけ銀色のトランクにつめこんで、今日、オイラ東京砂漠行きのあの光るバスに乗り込もうと思います。しかしあの声は似てたな、嘘っぱちのしゃがれ声、少年特有のつくりもののがなり声。オレかと思った。

シー!
ブランケットを鼻まで被っておきな、痴女がくる!痴女が来るぞ!!

うひゃあ、えらいこっちゃ



えへへ

クニョムク

僕はどうやら恋をしてしまったらしい。

推定年令29歳

サラサラヘアーとおしゃれなマニキュアと、カートさんみたいな大きなサングラス

ユーモアが何だってことかをよく知っている

ファニーなおとこのひと。

なんにもしない僕を、なんにもしないってことよりなんにもしないことを責め立てられるのが恐くて、誰からも、あなたからも、気の狂えた僕からも。

間延びした空気を不自然に引きつらせることも間違っていると思ってしまったり、それよりもなによりもたくさん足をつかうことのほうがいいに決まっていることがわかっていても、むりやり引っ込抜いた乳歯の跡からひもみたいな肉片がにゅるりと出ていたこととかを思い出したりしてみる。

何年経ってもくだらない奴らを見て安心してみたり、ソンケーしてみたり、薄ら笑いの僕のよこっ面を間違って刃のほうを握ってしまっている僕の右手が、うれしそうに殴り付けてくることが、正しいと思って早3年

そして5年

そして10年

うそっぱちのクレイジーと平凡な家族の視界。僕をうけとめてくれる柔らかな木々は年々おんだんかのえいきょうで少なくなっています。

だまれよ皮かむりが

だまれよなにも決めれないなら誰にも見えない

赤い屋根の古びた洋館、中では編み物しながら深く眠ってしまった老婆と、相手のいない発情期の猫。今じゃすっかり昔の話だけど、更地になってしまった今も猫は相変わらずそこで人間の赤ん坊のような叫び声をあげる。あんまりかわらないってことだよ。

ただ言いたいんだよ

何を?察してくれ、照れ臭いから。っておこがましいのでしょうか

いろんなかっこういい言動や振る舞いや考え方、どれが僕にあっているのか、うずまいてうずまいて、最悪なあいまいムードが臭いたつ。そのうちなんとかなるでしょう、ぽいのが何となく嫌。わけのわからないものになりたい。

底が知れるのに逃げ腰になっていたんだ!なんとなくゆううつなのも飽きはじめたけど楽だからいいか。ハートに火も着きはじめた。

でも清々しそうに見えるのは嫌だなあ、あたまわるそうに見える。暗くて救い用の無いように見えるのも世界がせまそうで嫌だけど。

ようするにふつうです。ふつうマンです。
ヨシミです。