Stupid、墓場まで

トーキング・アバウト・ユー、あんたのことを話していたのさ。意味深な指でもう少し、後ろ前。ヒッチコックの映画に出てそうなサイコ野郎が、エチケット袋を探してフライト中、機内をうろうろしている。頭の中の紫の蛙が、ついに叫んだ。
「憂うつでさえ、僕の手の中だ」
渋さを気取れば渋くなれた気がする。わけのわからないことを言って、僕が勝手に深読みするのを深いとこで待つ。ジャズとボクシングは似ている、すっかり潰れちまった喉から、そこの色んな肉に引っかかりながら出した声でマイルスが言っていたっけ。
ラッキー・ストライクじゃなくハイライトを吸うようになったし、ウォッカなんて相変わらず飲めない。シャロンはスカイ・フィッシュになったし、キスと服の上からおっぱいを触るまでしかさせてもらえなかった。

皆さんありがとう。ゴーイング・バック・ホーム、おうちへ帰ろう、ゴーイング・バック・ホーム。