NEXT!!!NEXT!!!NEXT!!!

勘弁しておくれ、あんたのその呪う感じ。テキサスとか行って、あのスカスカのタンブル・ウィード転がってんの見に行こうよ。ライク・ア・タンブル・ウィード。転がり草のように、ってなるかもよ。もしくは、少し前の、まだチェックの甘い時期のさ、アメリカ産のレバ刺しでも食い散らかそう。狂牛病になって、脳みそスカスカになったら、頭軽くなって、猫背も直るんじゃないかな。

あんたの顔見るたび声が上ずってしまう。あんたはオイラの中にはいない。そこにいるだけさ。いないあんたに話しかけてみて、うれしい答えが返ってこないから、そこらじゅうを歩いて見る。二秒で忘れる。日本語なんて言う二秒で消え行くものを背負い込んでいる、しかもあんたはいない。悲しみを自給自足している、太宰治みたいに。ゴミだ、なんか足りないとか、腹立つとか、タバコが吸いたいとか、降りてこいロックの神様とか、思うから、思うだけじゃいかんなとかも思うから、クーリッシュ・ワイルディスト、無理やり染み込ませてみる。ハナからいる自分なんてゴミだ、と思う。だから、渋くて格好良いけどオレには分からんな、と捨てないで無理やり刷り込み続ける。パブ・ロック、ロカ・ビリー、パンク・ロック、スカ、レゲエ、ビバップ・ジャス、ロックンロール、ビートニクダダイズムシュールレアリスムロスト・ジェネレーション、古い映画。

創作意欲をいとも簡単にぶちのめしてしまうオイラがいる。めんどくさいは人類最大の敵やとあの稲中卓球部で有名な漫画家、古谷実も言うてる。受験勉強でもそうやろう、インプットだけじゃ身につかん、記憶のアウトプットもいるよ言うて。知らんけど。センター試験頑張ってください。無理やり刷り込んだ分出さなあかん。げげげげろ、げげげげろ、オロロロロロ。うんこしっこ。出すんや、出しつくすんや。指切れるまで弾かなあかん、指とれるまで描かなあかん。使いすぎてショートする右脳、出来るだけ支える左脳、溶け出して、頭の中で発酵して蒸発して、血管通って全身の皮膚から漏れ出す気体。オイラの周りにモヤみたいに漂って、やればやるほど濃度があがって、元のオイラなんて見えなくなるでしょう。ケンカ弱いのもごまかせるかもしれない。そうだ、そうしていたら絶対後からついてくるのだ。キスとか乳とかロマンチックな会話とか。

ちくしょう、待ってられるか言うねん、ファックや。もう、次や次。