グランジ・ガールズ・ブラボー!

おもちゃみたいな黄色いヒール、あの娘が履いてたね。オイラはあんたの布石になんてなりゃしないぜ、あんたがオイラの布石さ。
エレキ・ギターが鳴る、エレキ・ベースが鳴る、何かを引き付けてトバして歌う、あの娘のスティックが弾ける。居場所居場所、でっかいスピーカーの震える匂いがする。グランジ・ガールズ・ブラボー!どこまでもゆけるよ。
ライブ・ハウスは怖そうなニイチャンネェチャンが多いから、ラッキー・ストライクに火を付けないでいられない。タバコタバコ、オイラのバリヤー。柄シャツ柄シャツ、めがねめがね、ハットハット、オイラの鎧。前髪の位置で自身無くしたり取り戻したりしてる場合じゃないぜ皆さん、今は、って言うかこれからも、別にドラマの中じゃないんだぜ。
ファイナンシャル・プランナーの勉強なんかしてる場合やないなあ。こう、自分が平らになってく。それも気分はええねんけど。キャラ違いと言うキャラを演じると言うキャラ違いを、それがオイラだと染み込ませる。染み切ってないね。まだまだ、ちっさい豆腐やけど味付けの違う鍋にコロコロと入れ替える、入れ替え続ける。夏はキムチ鍋だろう。

アドレナリンに限度は無いのだ!何にでも興奮してやる。そうか、そうだ。ニヤリ。