ロンダニーヌ通りの猫

気は確か?と聞かれることに憧れて泣き崩れた少女は
すっかり染められてしまった股ぐらにオレンジ色の絵の具を垂らしながら
32番目の通りすがりの矢の刺さった猫に
自分の名前をつけて
矢をきれいに刺し直しながら
体がねじ切れるくらい笑いころげた